現代版組踊を担う子供たち
Vol7.徳城恵利加、仲村愛深、仲村千穂
徳城恵利加(とくしろ・えりか/高3 18歳)
仲村愛深(なかむら・あいみ/高3 18歳)
仲村千穂(なかむら・ちほ/高3 18歳)
今週は現代版組踊「肝高の阿麻和利」(げんだいばんくみおどり「きむたかのあまわり」)の役者メンバーの徳城さん、仲村愛深さん、仲村千穂さんが登場。
女の子だけれど演じるのは男役という共通点を持つ3人。
阿麻和利の乱の鍵を握る「大城賢勇(うふぐしく・けんゆう/徳城さん)」、「阿麻和利」の忠実な仲間である「太郎(たらー/仲村(愛)さん)」、「次郎(じらー/仲村(千)さん)」、そして歴史の真実を語る語り部「長者の大主(ちょうじゃのうふしゅ/仲村(千)さん)」。主役ではないけれど、それぞれの個性が舞台を引き立てる、なくてはならない存在。
「阿麻和利」の舞台は彼女たちにどんな影響をあたえ、変化をもたらしたのか、話を聞きました。
【プロフィール】
■徳城さん
出身地:沖縄県うるま市。
参加した舞台
・現代版組踊「肝高の阿麻和利」(2002年〜)
・現代版組踊「大航海レキオス」(2006年)
・現代版組踊絵巻「大琉球浪漫」(2006年)
・「The Legend of the REQUIOS〜ニライへの風〜」(2006年)
・現代版組踊「琉球エレジー」(2007年)
■仲村(愛)さん
出身地:沖縄県うるま市。
参加した舞台
・現代版組踊「肝高の阿麻和利」(2004年〜)
・現代版組踊絵巻「大琉球浪漫」(2006年)
・「The Legend of the REQUIOS〜ニライへの風〜」(2006年)
■仲村(千)さん
出身地:沖縄県うるま市。
参加した舞台
・現代版組踊「肝高の阿麻和利」(2001年〜)
・現代版組踊絵巻「大琉球浪漫」(2006年)
・「The Legend of the REQUIOS〜ニライへの風〜」(2006年)
「肝高の阿麻和利」公演にて(写真:五木田勉)
−舞台に参加したきっかけを教えてください。
徳城さん「中学1年生の時に友達が出演していた『阿麻和利』の舞台を見て、興味をもちました。その後、誘われて中学2年生から参加しました」
仲村(愛)さん「(在籍している)与勝高校の部活動の先輩に誘われたのがきっかけです」
仲村(千)さん「小学生のときに、平田さんが勝連の小学生を対象に演出した『かっちんカナー』というミュージカルに出演しました。それがきっかけで、中学からは『阿麻和利』に参加しました」
−「阿麻和利」の稽古に初めて参加した時、どんな風に感じましたか?
徳城さん「見学のつもりで稽古に行ったんですが、気がついたら初日から舞台に上げられていました(笑) 何もわからないんだけど、見よう見まねで体を動かしているうちに楽しくなって。お祭りみたいでしたね」
仲村(愛)さん「私も気がついたら、ダンスメンバーの中で踊っていました(笑)。役者希望だけど、まっ、いいかって。」
−『阿麻和利』の活動の中で特に印象に残っていることはありますか?
仲村(千)さん「中学2、3年のころ、どうしても自分の殻が破れなくて、きつかった事があります。当時、阿麻和利の仲間になる「次郎(じらー)」という役をやっていたのですが、役を通して自分らしさが出せなかった。頑張っているんだけど、皆に追いつけなくて苦労した事が印象に残っています」
−その状態からどうやって抜け出したんですか?
仲村(千)さん「ハッキリとは覚えていないのですが、とにかく皆に追いつこうと必死だったような気がします。必死で稽古を重ねるうちにいつの間にか抜け出せたのだと思います」
−「阿麻和利」に参加して、自分自身、変わったと思う点はありますか?
徳城「視野が広くなったと思います。『阿麻和利』に参加する前は、勝連という町が嫌で仕方がなかったし、何でこんな田舎に生まれたんだろう?と思っていました。でも、『阿麻和利』の舞台を通して、お客様や他の地域の方に出会って話を聞いたり、勝連以外の場所へ行くことで、色んな世界や色んな考え方がある事がわかったし、『(そういう経験ができる『阿麻和利』の舞台がある)勝連って意外とかっこいいじゃん』って思えるようになりました。」

−「阿麻和利」って皆にとってどんなものですか?
徳城さん「落ち着ける場所。そして、演じることはどれだけやってもやり切れないし、常に課題がある。自分自身を向上させる場所でもあります」
仲村(愛)さん「自分の居場所。ここにいると素直になれる。皆が自分を受け入れてくれてる、って思える場所です」
インタビュー終了後の素顔の3人
−卒業公演まであと一週間を切りましたが、今はどんな気持ちですか?
仲村(愛)さん「寂しい!」
仲村(千)さん「(自分に)頑張れ!」
徳城さん「皆で楽しく最後を迎えたいです。心残りがないように全部出し切って、4回の舞台を終えたあと、皆で『楽しかったね!!』と言いたいです」
【INFORMATION】
・徳城さん、仲村(愛)さん、仲村(千)さんが登場する「肝高の阿麻和利」のシーンが収録された、現代版組踊絵巻「大琉球浪漫」DVDは
「ファクトリーショップTAO」にて、好評発売中!
・彼女たちの卒業公演となる、現代版組踊「肝高の阿麻和利」は2007年2月11日、12日、うるま市きむたかホールにて上演!
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投稿者 tao-factory : 2007年02月05日 02:01
